本シンポジウムはこれまで11回にわたり、鹿島、京葉、京浜をはじめ全国各地のコンビナート地域等の先進的な取組事例等を取り上げ、地域間連携や事業所間連携、産学官連携によるスマートコンビナートを目指した議論を深めてきました。
今回は、コロナウイルス感染拡大防止に配慮しWeb会議形式での開催とし、WEB聴講を取り入れながら各地コンビナートでの脱炭素化に向けた取組やIoT活用事例など臨海部地域での先進的な取組の情報発信を図りました。

開催日時	2021年10月28日(木)　14:00～16:30【WEBライブ配信】
開催方式	Microsoft Teamsを使用してのWEB会議形式とし、講演者は各自のPCから発表を行いました。会議のWEB聴講は、事前申込者に会議の同時配信のURLを交付し、Youtube映像を視聴いただきました。
主催	NPO法人　産業・環境創造リエゾンセンター
共催	川崎市
後援	関東経済産業局、神奈川県、茨城県、千葉県、川崎商工会議所、（公財）川崎市産業振興財団、石油コンビナート高度統合運営技術研究組合
プログラム
基調講演	テーマ :「コンビナートの現状とこれから」 ～カーボンニュートラル、DX、地方創生～
	山口大学大学院　技術経営研究科　教授	稲葉　和也　氏

特別講演（事例発表）
テーマ：「カーボンニュートラルに向けた地方創生とコンビナート」
講演者
・	「カーボンニュートラル実現に向けたENEOSの水素・合成燃料の取組みについて」 ENEOS株式会社　水素事業推進部　副部長		前田　征児　氏
・	「コンビナートにおけるカーボンリサイクルへの取組み」 石油コンビナート高度統合運営技術研究組合(RING)　技術部　次長		西塚　隆　氏
・	「鹿島臨海工業地帯におけるカーボンニュートラルへの挑戦」 ～CNを成長の原動力に～ 茨城県政策企画部地域振興課　課長		松田　慧吾　氏
・	「四日市コンビナート先進化検討会の取組について」 ～競争力強化のための新技術の活用～ 四日市市　商工農水部商工課　課付主幹		水谷　成綱　氏
事業の成果
カーボンニュートラルに関する全国のコンビナート及びコンビナート立地企業の取組を紹介したところ、全国から延べ300名を超えるオンライン聴講者があり、多くの聴講者から有益であったとのアンケート調査結果を得ました。コンビナートの取組の全国への情報発信・共有には、距離・時間の制約のないWEBでの発信が有効です。