本シンポジウムはこれまで12回にわたり、鹿島、京葉、京浜をはじめ全国各地のコンビナート地域等の先進的な取組事例等を取り上げ、地域間連携や事業所間連携、産学官連携によるスマートコンビナートを目指した議論を深めてきました。
今回は、コロナウイルス感染拡大防止に配慮しWeb会議形式での開催とし、WEB聴講を取り入れながら各地コンビナートでの脱炭素化に向けた取組やIoT活用事例など臨海部地域での先進的な取組の情報発信を図りました。

開催日時	2022年10月25日(火)　14:00～16:30【WEBライブ配信あり】
開催方式	講演者は会場の川崎市産業振興会館で講演を行い、遠隔地の講演者は、Microsoft Teamsを使用してのWEB会議形式とした。会議のWEB聴講は、事前申込者に会議の同時配信のURLを交付し、Youtube映像を視聴してもらった。
主催	特定非営利活動法人　産業・環境創造リエゾンセンター
共催	川崎市
後援	関東経済産業局、神奈川県、茨城県、千葉県、四日市市、周南市、川崎商工会議所、（公財）川崎市産業振興財団、石油コンビナート高度統合運営技術研究組合
プログラム
基調講演	テーマ :「カーボンニュートラルコンビナート川崎」
	国際大学 副学長 大学院国際経営学研究科　教授	橘川　武郎　氏

特別講演（事例発表）
テーマ：「～カーボンニュートラルに向けた地域・企業の取組み～」
講演者
・	「ENEOSの水素サプライチェーン構築の取組み」 ENEOS株式会社　水素事業推進部　主幹		前田　征児　氏
・	「カーボンニュートラルに向けた三菱ケミカルグループの 取り組み」 三菱ケミカル株式会社 グリーントランスフォーメーション推進本部　本部長		馬渡　謙一郎　氏
・	「京葉臨海コンビナートにおける取組について」 千葉県　商工労働部産業振興課　産業企画室長		末永　道生　氏
・	「周南コンビナートの脱炭素化に向けた取組について」 周南市 産業振興部商工振興課 コンビナート脱炭素推進室長		吉村　渉　氏
事業の成果
全国から延べ280名を超えるオンライン聴講申込者があり、カーボンニュートラルに関する全国のコンビナート及びコンビナート立地企業の取組を紹介したところ、多くの参加者から有益であったとのアンケート調査結果を得た。 コンビナートの取組の全国への発信・情報共有には、距離・時間の制約のないWEBでの発信が有効であると理解した。